アントロポゾフィー医学オンライン連続講座
「アントロポゾフィー医学からの提言 〜統合的な医療から、通常医学の拡張へ〜」
アントロポゾフィー医学は、日本ではシュタイナー教育の創始者として知られるルドルフ・シュタイナー博士と、イタ・ヴェーグマン医師によって約100年前に創始され、現在世界中で実践されている統合的な医学です。シュタイナーは通常医学を否定しない、拡張すると述べており、まさに統合的な医学だからこそ通常医学への貢献できる領域があると考えられます。
私たち一般社団法人アントロポゾフィー医学の医師会は、前身である日本アントロポゾフィー医学のための医師会を2005年に設立し、2016年に法人化いたしました。設立20周年を記念して、現代社会にアントロポゾフィー医学から貢献できることを提案する機会を持ちたいと考えました。
アントロポゾフィー医学は、スイスのゲーテアヌムにある精神科学自由大学医学セクションに世界的なネットワークの中心を持っています。その代表である3人の医師から、アントロポゾフィー医学が人々の健康により貢献できるであろう5つのケア領域について、オンラインで話を聞きます。日本で実践する医師と、現代の日本社会においてどのように貢献できるのか、対談も行います。
通常医学の拡張としての統合的な医療に関心のある方に、ぜひ参加していただければとおもいます。
(なお、講座の内容についての資料は、
https://medicalsection.goetheanum.ch/focus-areas
のサイトから、それぞれの領域を選択していただけると、論文なども踏まえて紹介されています。ご参照ください。)
8月30日(土)16時-18時
テーマ「アントロポゾフィー医学からみた不安と抑うつ:ホリスティックな人間観にもとづくアプローチ」
アダム・ブラニング医師
この講義では、不安が「感覚の摂取」と「感覚の範囲」によってどのように影響を受けるか、また、臓器の生理機能と精神疾患の関連を(抑うつを例に)取り上げます。
9月7日(日)15時-17時
テーマ「ふたつの”境域”:最初のがんの診断、そして緩和後期における課題ーアントロポゾフィー医学はどのようにサポートできるのか?」
マリオン・デーブス医師
癌と診断された時、そして終末期(緩和ケア)を迎えた時、それらのプロセスにおいてアントロポゾフィー医学からどのような支援ができるかについて、お話しします。
10月12日(日)15−17時
テーマ「幼児期の発達、感染症、発熱に関するアントロポゾフィー医学からの考察」
カリン・ミヒャエル医師
今日のデジタルメディアの世界では、子どもたちの調節能力や健全な感覚運動、知覚の発達について多くの懸念があります。 子どもの発達における第二の重要な分野は、免疫システムに関するものです。 アントロポゾフィー医学は、不必要な抗生物質を避けることに貢献しています。 健康なマイクロバイオームを支えるものは他に何があるのでしょうか? 幼児期の発熱にはどのように対処すればよいのでしょうか? 講演では、アントロポゾフィー小児科医のカリン・ミヒャエル医師がこれらのトピックについて解説し、皆さんの質問にお答えします。
*オンライン配信(Zoom) アーカイブ配信あり
*講義は、英語・ドイツ語で行われます。(逐次通訳付き・入間カイ氏)
*対象:医師、医療者向けですが、一般の方もご参加いただけます。
アントロポゾフィー医学の基礎知識がなくてもご参加いただけます。
*参加費:
日本アントロポゾフィー医学の医師会、日本アントロポゾフィー医療の会会員
通し10,000円 各講座4,000円
一般 通し12,000円 各講座5,000円
*参加申し込み:10月5日まで、ライブ配信の場合はその講座の1週間前まで
参加費のお振込をもって受付といたします。
申し込み開始 6月9日
お申し込みフォーム
GoogleフォームURL:
https://forms.gle/esH4czAYLgk2NqTv9
*定員80名
コメントを投稿するにはログインしてください。