看護療法

アントロポゾフィー医学では、看護の方法もまた特徴があります。植物などから取れた薬用のオイルを用いたリズミカルなマッサージ(アインライブング Einreibung)やハーブを用いた湿布、植物由来のオイルを用いた入浴療法(オイルバス)などがあります。これらもまた生体にそなわる自然な回復力をうながします。

リズミカルアインライブングとは

アントロポゾフィー医学を創始させたイタ・ヴェーグマン医師が考案し、マーガレット・ハウシュカ医師が発展させたもので、正式には「ヴェーグマン/ハウシュカによるリズミカルアインライブング」と呼ばれています。アインライブングという言葉は、ドイツ語で「さすりながら何かを内部に入れ込むこと」を意味します。
リズミカルアインライブングは、流れるようなリズムと軽さで、自然素材で作られたオイルや軟膏を個人個人に適した方法で塗布していきます。マッサージと異なり、身体に働きかける時、手で強く押したり揉んだりすることはありません。
やさしく心地よい覆いに包まれ、穏やかなリズミカルな動きと温かい共感的なタッチによって、バランスを崩しかけた心と身体に、調和をもたらします。

詳しくは、アントロポゾフィー医学を学ぶ看護職の会のウェブサイトをご覧ください。