『私たちにとって、健康とはいったい何でしょうか?』 この問いかけは、現代社会において切実なものになってきています。なぜなら、目まぐるしく変化を続けるこの現代社会のなか、肉体的にも精神的にも安定して真の健康を保ち続けることが大変困難な時代になってきているからです。問題は私たち自身の健康だけにはとどまりません。身の周りの社会を少し見わたしてみても、不安を抱えながらの子育て、子どもの高い貧困率、孤立した高齢者間の介護生活など様々な社会における健康の問題が数多く存在しています。どうしたら私たち自身が未来に向けて真の健康的な肉体と精神を持ち、健康な社会をも形成していくことができるのでしょうか。そして、未来の子どもたちが健康的に成長していくために、 私たちや社会ができることは何でしょうか。 小児科医・学校医としての豊かな臨床経験をもち、世界中で実践されているアントロポゾフィー医学の指導的立場にもあるミヒャエラ・グレックラー医師による連続講演会がこのたび実現しました。この連続講演会では4日間にわたり東京、大阪、福岡の各地域でテーマを変えながら、健康を通して私たち自身、子ども、そして私たちの生きている社会全体を見つめ、人間の健康と社会の癒しについて話をしていただきます。
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